bits lounge
bitsブログ、トロント在住ライターのコラム集、トロントリアルライフ、体験談etc

ホーム > ブログトップ > 009「馬乗り馬並み肥(声)成らず」
SHOP ショップ
コラムバックナンバー 2003年特集記事

009「馬乗り馬並み肥(声)成らず」

photo「価値観」の相違。これが原因によって(大鶴義丹とマルシアがそうなのかは知らないが)数々の夫婦が離婚しているように、これは人間の永遠のテーマなのかも知れない。「いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断」と云うように、私にとっては鼻糞同然に価値の無いものでも、人によってはそれが何物にも換え難い宝物だったりする。で、これがまた、人の成長に連れて変化してくるから意外と厄介である。

日本に昔からある「さぶ」というホモ雑誌を中学の時にロッカー室で発見したとき、松田優作(ジーパン刑事)が私に向かって同じことを言うのではないかと思う程芸術的な『なんじゃこりぃゃっ!』リアクションを自然にした後、普通に嘔吐してしまった。それの存在価値、存在意義の何もかもを否定していたあの頃が少し懐かしかったりするぐらい、ゲイに対しての理解を今はしてしまっている。だからと言って、私がゲイであるということでは決して無い。

トロントに初めて足を踏み入れたとき、目に見えるもの全てが新鮮で『外国に来たぁ〜!』と少し感動していた。然し、いざ暮らし始めると見慣れてしまう所為か何とも思わなくなり、逆に不満やストレスを抱えていたりする。牧伸二師匠(ウクレレ漫談師)の「美人は3日で飽きるけど、ブスは3日で慣れるもの」というネタが何とも意味深に響く。

警官が馬にまたがりパトロールをしているのを初めて目撃したときなど、高校の時大嫌いだった馬面の担任のことを思い出す程興奮と感動を同時に抱え、写真を色んな角度から取り捲った。然し、見慣れると価値観が変わったのか、馬パトコップを見る度に、自分が何かに金を払う度に徴収される年貢とも云うべき、莫大な計15%もの税金の何%かが彼等の収入となり、またあの馬共の飼馬料と化していると思うと、不要なものにしか思えない。警察犬ならまだしも、馬が一体何の役に立つというのだ。道路に平然とウンコを垂れて行くあの馬が我々を緊急の事態から救ってくれるというのか? 絶対にそんなことをしそうにないどころか、チャリンコで奴等のウンコを踏んでしまい危うく滑り転びそうになった。それ以来チャリンコが何となく臭い。前輪の溝に詰まった奴等のウンコが日頃払っている税金の見返りだと思うと腹立たしいことこの上ない。

「お前等、一体どれだけ緊急事態に対応出来んねん! なんでポリが乗馬を楽しむ為に税金払わなあかんねんっ! そんな暇あんねやったら俺の節子カバン盗んだ奴を捕まえてくれよ!」もし今、時代が江戸なら、先祖が農家と推測される私からすれば、確実にこれは『一揆』に値する。

最終更新日 : [11/04]
▲PAGE TOP 
E-mail: webinfo@bitslounge.com | Copyright(C) 2004 Bits Box. All Rights Reserved. 掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。