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045「扇情的洗浄器」

photo日本では100円ショップにでも売っている便座カバーが、カナダで存在しているのかすら知らないことを考えると、『便座が温かい』という発想は全く持って必要無いのであろうと、もどかしさを抱えながらも納得せざるを得ない。
然し、『温便座』こそ仕方無くも、最先端をひた走る日本の電子機器等が世界中で受け入れられるようになり、世の中はかなり便利になり、クオリティーの高い生活を送れるようになった現実があるのに、地面に掘った穴の上に屈んで用を足す汲み取り式から『ウォシュレット』にまで進化した日本のハイテク便器が積極的に取り入れられない理由が全く分からない。
温水や冷水での洗浄、温風乾燥などの機能を備えたコンピューター制御のビデ付き便器『ウォシュレット』は、1969年に発表され、80年代に普及し、ケント・デリカットに「日本の文化が産み出した米国にない最高傑作」とまで言わし、今や日本では公衆便所にすら導入される程重宝されており、日本の洋式水洗トイレの3分の1がこの形式になっている。然し、実はこのウォシュレット、64年にTOTOが、米国から温水洗浄便座「ウォッシュエアシート」を輸入し販売を開始したことから始まっているのである。
よくよく考えれば、他人が脱糞直後の肛門を洗った器具と同じもので、自分のものを洗浄するなど、衛生面どうこうでなく、単純に気持ち悪さが先行してしまうが、”おしり“と書かれたボタンを押した後の湧き出るような心地良さは何物にも換え難く、上の玄関である口を歯ブラシで洗うのとは比べ物にならない開放感を与えてくれる。そして、悦に浸りきったところで”マッサージ“や”ムーブ“といったハイテク機能を駆使しようものなら、閉鎖された便所という空間が、突如、だだっ広い高原へと変化し、お花畑のど真ん中で勤しんでいるような極上の解放感が全身を包み込み、その回の外出者リストにエントリーされていない奴等まで次々にツルツルと下玄関から出て行ってくれ、全てを終えた後は、夏の暑い日に玄関先に水を撒いた後に得られる清涼感のようなものが身体中を走り抜ける。
また、フランス語で”子馬“という意味を持つ『ビデ』の歴史は中世ヨーロッパの13世紀に遡る程実に古く、西欧では風呂やトイレが発達した現在でも、便器に並んで設置されているホテル等もあり、形状は蛇口の付いた便座の無い便器と云った感じで、椅子に腰掛けるように使用する通常の洋式便器とは違い、乗馬スタイルで跨ぐように逆向きに座り使用するらしい。
脱糞促進機能だけでなく、歴史のある用途までをも陵駕し、洗浄に頼ることにより、確実に紙の減りを抑え、地球環境保護にも役立つ一石多鳥な『ウォシュレット』が、仏文化圏のモントリオールですら積極的に取り入れられていない現実以上に、ウォシュレットのボタンに”おしり“は「おしり」とストレートに表記してあるのに対し、もう一方が「ビデ」とフランス語で濁した表現を取っているのを疑問に思い、広辞苑で『ビデ』の意味を調べてみた。
すると、『女性用局部洗浄器』とあった。
何となく……すみません。

nob morley
初の3週間連続の出番を貰い、肌荒れ、胃荒れしまくりですが、此間のお笑いライブで「田中邦衛のモノマネ」を披露し、爆笑をさらいました!

最終更新日 : [05/04]
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