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51「香りを匂い、匂いが臭う」〜合衆国民になる方法の巻〜

photoアポクリン腺(腋の下、陰部などの特定部位に分布する汗腺)の分泌異常、及び分泌物中に増殖した細菌により生じた分解物質を悪臭の原因とする「腋臭」。
この臭いは、太古の昔は異性を魅きつける良い匂いとされていたのだが、現代では風俗や習慣の変化から忌避されるようになった。これは、受け手側の嗅覚の変化が、同じ性質のにおいを性的興奮の受容器にまで伝達できない程に衰えてしまったということらしく、即ち、昔は性的興奮の回路を通って刺激が伝導していたのに、現代人の嗅覚の衰えが原因で、今は悪臭を感じさせる回路に錯綜されて伝えられてしまっているらしいのである。
所謂、『現代での異常が古代では正常であった』ということなのである。だとすると、私のネタ中に嘲笑うかのように舞台横でワキガ司会者と本気にイチャつき出したあの女(前回コラム参照)の嗅覚は、愛という感情が加わったことにより太古の姿を取り戻し、においによる刺激が性的興奮の伝導回路を通って大脳にまで直接伝わってしまっているということになる。信じられないが、腋臭でも愛する人のにおいとなれば心地よく感じ、何ならその臭いの刺激が強ければ強い程、フェロモンの増幅攻撃となり、相手はより欲情するということになる。
ここまで学説的に腋臭を分析したとて、私はあの悪臭を何があっても認めない。
満員電車内でのあの臭いは、車掌を呼んで異臭騒動に仕立て上げ電車を緊急停車させ避難したくなる程、迷惑以外の何物でもない上、あれを受け入れられるということが自分の嗅覚が退化しているということに繋がりそうで怖く、他人に「アイツ近年稀に見る古代人や」などとは何があっても思われたくない。古代人が実際どのような生活を送っていたのか知らないが、動物に限りなく近い生活を送っていたであろうから、それなりの家庭の風習で、犬がするように自分のウ○コを舐ったり、コアラのように赤子にウ○コを与えていたりしていたのかも知れないと思うと、尚の事、あの悪臭を遠ざけたくて仕方なく、世界が一致団結し、あの悪臭且つ激臭の持ち主を一斉検挙し、何処かの無人島に全員幽閉し、恐竜だけが棲むジュラシックパークを映画の世界だけでも創ったように、彼らだけの国を現実に作り、”ワキ合衆国(ガ臭酷)“とでも名付けて隔離しておいて欲しく思う。そして、ガ臭酷民には、電車に乗る際は、今や当たり前になった女性専用車両のように”ガ臭酷民専用車両“を設け、そこに乗車してもらうようにして欲しい。それが、彼等にとっても他人から受ける嫌悪感や劣等感を少なくする良い方法のように思う。
そんな極限的ワキガ平和思想を抱く中、ある日から数週間、或る米国人家庭の所にお世話になることになった。当然、食事は物の見事に肉中心の米国料理がメインであったが、異文化理解に花添えるべく、一切文句も言わずにまるで家族の一員のように楽しんだ。そして別れの日、零れそうな涙をTシャツの袖で拭おうとしたとき、脇の辺りからアポクリン腺の分泌異常の悪臭が…。
自己嫌悪極まり自害しそうになった。
肉類などの高脂肪食は、アポクリン腺を刺激し、その活動を促進させます。

nob morley
吉本興業所属のお笑い芸人。働けど働けど我が暮らしは楽にならず…。けど、東京に行ったり、今度は熊本にも行かせて貰える感じなんで、まぁ今は辛抱ですわ。

最終更新日 : [08/11]
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