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70「電話の掛け方」

photo別に遭難した訳ではないが、狼煙を上げるが如く今まで関わりを持ったあらゆる外国人に向けてトロントのユースホステルから送った私のSOSメールに、即座に”俺、今ミシサガ“メールを返してくれた友人。私が地図を見てミシサガの位置を確認した時、メールの最後に「いつでも電話くれ! (905-236-xxxx)」と自宅の番号を書いてくれていた彼が神様に思えた。
数ある世界的な発明の中で、私個人、発明者に「このような素晴らしい物を発明して頂き、本当に有難う御座います」と心から感謝して止まないのが『電話』である。「遠く離れた人の声が受話器を耳に当てるだけで聞ける」これだけでも十分称賛に値するのに、その上「話せる」となると、こんな素敵な物がこの世にあって良いのか?と罪の意識すら感じてしまう。
一般的には1876年にグラハム・ベルというアメリカ人が電話機を発明したとされているが、実は1860年にドイツのフィリップ・ライスが既に発明していたらしく、ベルが発明したといわれる電話機も、実際は助手のワトソンが発明したという話。これだけ聞けば「ほな一体ベルは何をしよった奴やねん? 彼の名前を冠した電話会社がカナダにあるぐらいやから凄い奴やと思てたのに、ホンマは単に特許申請書類を自分名義で役所に提出し、人の手柄を自分の物にしようとした卑劣な奴なんちゃうん!」という懐疑心を抱いてしまうが、日常電話を何の問題も無く普通に使えている我々にとってはどうでも良いことである。
電話誕生から約140年、その形は大きく変化してきたが、役割は基本的には変わっていない。使い方がどのように変化してきたかは殆ど知らないが、昔、受話器は一体型では無く小粋なアイスクリームコーンみたいな形をした相手の声が聞こえる拡声器部分と本体に取り付けられた必死にキスをせがんでいるような形のマイク部分に分かれており、本体のダイヤルを回し、先ず電話の交換手と話し、自分が話したい相手に繋いで貰うというシステムであったことを”となりのトトロ“を見て知っている。
現時点の電話の使用法は、世界中の電話を調べた訳ではないが(日本の携帯電話のように11桁の場合があるとしても)ひとつの電話に市外局番を含めた10桁の番号が存在し、国外に掛ける場合はその前に国番号を付けてダイヤルするというのが基本で、大体何処の国でも同じであろう。そして日本では、市内通話に限り、市内局番のみで電話が掛けられるようになっている。
友人からのメールに書かれた電話番号を見るなり早速メモ書きし、公衆電話に向かい、番号を確認しながらダイヤルする。然し、何度掛けても外国特有の乾いた感じの呼び出し音が耳に届かず、”電話を繋げない“的なことを話す女性の声が冷たく耳に響く。市外通話という意識無く市内局番だけで掛けていた。「そうや!ミシサガへは市外通話や!」この時の独自解釈に恐れはなく、市外局番を含めた10桁で掛け直す。然し、先程と何ら変わらぬ女性の冷たい声。「そうや! カナダへは国際電話や!」勢い余った冗談のつもりで国番号の1を付け11桁で掛けてみるとすんなり掛かった。
なんでやねん!

nob morley
吉本新喜劇で活躍中のお笑い芸人。先日、カナダで知り合った友人と日本で再会。大感動し、生きてることの重要さを知ったらしい。

最終更新日 : [05/25]
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