bits lounge
bitsブログ、トロント在住ライターのコラム集、トロントリアルライフ、体験談etc

ホーム > ブログトップ > 102「二人で暮らすということ〜episode 5〜」
SHOP ショップ
コラムバックナンバー 2003年特集記事 お問い合わせ

当コンテンツに関するお問い合わせはこちら
■お気軽にお問い合わせください。
コラムに関するご意見・ご感想をお待ちしております。
■随時、ライター募集中!
当コンテンツでは、ライターを目指している方のコラムを積極的に採用していきますので、ご応募お待ちしております。
■PRの場をご提供
ビジネスプロモーションの一貫としてのスペースも提供しています。

これまでに執筆したライターのご紹介!
'05年バックナンバー
'04年ブログ集
'03年コラム・特集記事



102「二人で暮らすということ〜episode 5〜」

photo長男である私は跡継ぎという十字架を幼少期より背負わされていたように記憶する。正月に親戚宅に家族で挨拶に行っても、必ず父は”お前んトコはノブが居るから安心やな“的なことを言われていたし、父からも”わざわざ言われなくても分かってるよな“オーラをびんびん感じる程、家業を継ぐように土俵際ギリギリまで追い込まれていた感じであった。
然し、『親の敷いたレールに乗っかる人生なんて真っ平ゴメンさ!』とジャックナイフのようにギラつき尖ったハートを隠し持っていた私は、そんな切迫した状況を一変させる方法を諦める事無く常に模索しており、遂に最良の方法を見付けた。それが『家出』だった。
大学を卒業し23歳にして初めてした家出は、大きな家庭問題に発展する見込みは多大にあり、私の頭の中では、母が”万引きしてもすぐに捕まるようなあんなに心優しい子がどうして家出なんて…“チックに嘆いているところへ父が”俺らの過度な期待が逆にあの子を駄目にしたのでわ…“ティックな後悔の念を吐露し出し”お前の人生や。もぅ好きになさい!“風な決断に到る展開になると予想していた。だが、家出と言っても実家のある京都からカノジョが一人で住む大阪のワンルームに転がり込んだだけの車で1時間ぐらいの移動で済む所で、それが親の察しから完全に外れた場所という訳でも無かっただけに、両親からすれば”息子はホームステイをしているだけだ! だから1週間もすれば帰って来て家業の手伝いをしてくれる“ぐらいにしか思えなかったようで、私と両親との間には砂漠の昼と夜並みの温度差があった。
この温度差をきっちり埋め、両親に私の事を諦めて貰うには、もう私自身が一人立ちするしかなく、それも早い段階でかなりの結果を出す必要があった。そんな私に又しても無い大チャンス。それが新聞に募集広告を出していた銀幕デビューを3ヶ月後に約束しているオーディションであった。然し、これは結局、胡散臭い芸能制作会社が我々を騙して儲けるビッグチャンスであったようで、被害額としてはかなり低かったが、夢描く純粋な心を弄ばれるという、他人事ならかなりの確立で大笑いしているであろうが、我が事となればそれはもぅ…少しだけ笑ってしまえる悲惨な結果になった。
そんな全ての状況を傍で見守ってくれていたカノジョは随分前の段階から”この人騙されているんじゃ…“と感じながらも何も言わず、”その内目を覚まし叶わぬ夢を諦め全うな職に就き私を幸せにしてくれるだろう“と信じてくれていたようで、私が騙されていたと気付き夢破れて落胆してから、”さぁこれからは2人の『結婚』という夢を叶えましょう!“光線をギュンギュン放つようになった。そんなカノジョとは付き合って4年、交際始めてすぐの時に「3年間付き合えたら結婚しよう!」と約束していた。今まで自分の事しか考えて無かったが、いよいよ自分の思い描いた銀幕の夢を諦め現実を見つめ一番大事なカノジョを幸せにしようと真剣に思い、その為には…
”先ず手に職を持たなければ…“と考え、
”もぅ自分にはこれしかない!“と信じ、ある『落語家』の師匠の門を叩いた。

nob morley
10月11日(土)うめだ花月で行う『続・座長越え』 のチケットが余ってます。日本のベタな笑いに飢えた諸君! 一時帰国し大阪に集え!

最終更新日 : [09/25]
▲PAGE TOP