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116「勇気ある有期求める無期不向き」

photo 無期懲役とは、刑期が終身にわたるものであり、刑罰の重さは死刑に次ぐものとされているが、おおむね20〜40年で仮釈放されることがある点で、社会復帰の可能性が無い絶対的終身刑とは異なる。
カンニングが見つかった時は、担任が社会科の担当だったこともあり、社会科教官室という、社会科を担当する教諭だけが使用を許可された部屋で、他のどの教官にも聞かれることのない、私・父・担任の3人での話し合いであった。私という被告人、父親という保護者兼弁護人、担任という検察官兼裁判長、そして、社会科教官室という家庭裁判所―私は特に問題児という訳ではなかったが、中学生の時から、何か問題が起こり先生に呼び出されたとき、その呼び出された場所が何処かによって、問題の内容が学校内で如何ほどの事態を示すのかをある程度理解していた。それにより私は友人達との間で、各教科毎に分けられた教官室を”家庭裁判所“、各クラスの教室を”地方裁判所“、教師も含めた全ての学校職員が一同に会する職員室を”高等裁判所“とランク付けしていた。―傍聴人ゼロのこじんまりとした話し合いは、弁護人が被告の罪を何の弁護もせず真っ向から認めた上で、ただひたすら裁判長に頭を下げ、どんな罰(退学)でも受け入れると極刑を求め出したことにより、裁判長が被告に反省心があるならばそこまでの大事では無いと恩情を働かせ、他言無用の条件付きでの『無罪』ということで何とか纏まった。
実はこの時、「社会科教官室に親呼び出しになった!」と話す私に、友人は「家裁やから大した事にならんのちゃう?」と希望ある言葉を投げ掛けてくれており、父親が私の退学をも覚悟していたのに対し、私自身はそこまでの大事にはならないと踏んでおり、情状酌量で『無罪』になる可能性があると心の何処かで信じていた。
私を悪人だと思わないで下さい。ただ、この時に限り性根が腐っていただけです。
然し、喫煙の場合は完全に違った。希望ある言葉を投げ掛けてくれる筈の友人も同罪で一緒に捕まり親呼び出しとなっており、誰の心の支えも無い状態で、裁判長が校内の長である校長に代わるだけでなく、裁判所が家裁や地裁を経ることなくイキナリ校長室という”最高裁判所“に場所を変えて、傍聴する教官が担任と教頭を含め何名か居る中で、被告の犯行(喫煙)現場を目撃した参考人たる検事的教諭2名に対し、弁護人はゼロ、親までもが被告人扱いの審議が行われ、前回にも増しての父親の幾度となく頭を垂れての謝罪は被告人として扱われてしまっている以上何の効力も無く、父親のその姿勢が心に響き過ぎ、強い後悔の念に駆られ涙を流しそうになっても、私個人の反省の度合い等一切関係無く、生徒手帳に記載されている校則にもあるように『停学』処分となり、その期間を明確に定めない『無期』という退学を死刑とするなら終身刑に値する厳重な処分を下された。 そして、その翌日から自宅は拘置所に姿を変え、それに伴い専業主婦の母は監守となり、私の外出を一切禁じ行動を全て監視するようになり、担任が刑務所長気取りで毎日家まで様子を見に来るようになった。

nob morley
吉本新喜劇所属。東京に仕事で行って戻ったら高熱に襲われたらしい。同じ症状が社内に他2人。3人でどこか“悪いところ”に行ったんじゃないの?

最終更新日 : [04/16]
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