シネマサトの邦画のほ〜がイイかもね!

第七十話
世のサラリーマンに贈る、
平凡男の非凡な逃亡サスペンス

ボクの職場は“オヤジの原宿"と呼ばれる街にある。駅前は常に背広姿のサラリーマンで賑わっていて、ラーメン屋、焼き鳥屋、ゴルフ店、バイ○グラを売る薬局、パチンコ屋、立ち呑み屋、キャバクラなどが立ち並ぶ、ある意味ディープなエリアだ。この街を歩いていて思うのは、丸の内とか神谷町なんかに勤めるサラリーマンとは違った人種が生息しているということ。二流の大学出たけど、中小企業で割と出世コース歩んでて、郊外の2LDKのマンションに可愛い娘と、レベルは中の上だけど気の合う奥さんがいて、職場にはちょっとイイなと思う総務の若い女の子がいて、30代後半だけどマンガとゲームは止められない…。そういうバックグラウンドを想像すると、街ゆく人々に急に親しみが湧いてくるから不思議だ。「お互い頑張ってますね」なんて声を掛けたくなってしまう(実際は掛けないけど)。堺雅人って実際は早稲田行ってたインテリだけど、何かこの街にいそうなそういう平凡なサラリーマンぽい雰囲気を醸し出しているよね、って事をボクはこのコラムで言いたかったんです。

ゴールデンスランバー
(2010年公開)
監督:中村義洋
主演:堺雅人・竹内結子

[ 2010/05/21 ]

シネマサト
肝心の映画の方は、伊坂幸太郎の原作といい、キャスティングといい、主題歌といい、全てが30〜40代のサラリーマンのための映画、という感じで文句なく楽しめます。

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