シネマサトの邦画のほ〜がイイかもね!

第七十七話
世界のキタノを有名にした
バイオレントなヒューマンドラマ

今年は2回も花火を見に行った。出不精で人ごみと暑さが苦手なボクとしてはかなり画期的。1回は江戸川の花火。広大な土手に座って真下から見た花火は、素朴ながらも迫力満点で、思わず童心にかえって真剣に見てしまった。打って変わって2回目は、友人が住む高層マンションから東京湾の花火を見ましょう♪ という名目のパーティで、ゴージャスな花火の数々をチラ見しながら、10人でワイン15本空けて全員泥酔状態でお開き。結論としてボクが思うのは、情緒ある日本の夏を象徴する花火っていいもんだなぁ、ということ。今の若者にとっても、浴衣を着て花火大会に行くというのは夏の定番デートであるらしく、このロマンチックな風物詩がいつまでも存続して欲しいと思う。---“世界のキタノ"がヴェネチアで金獅子賞を獲ったこの作品は、病気の妻と半身不随の親友に尽くしながら次第に追い込まれていく刑事の哀しい生き様を描いたヒューマン・バイオレンス映画。ラストシーンで妻がつぶやくセリフには、何度観ても涙腺ゆるみまくりになってしまう。北野監督の真骨頂を感じさせてくれる、日本人にしか描くことが出来ない作品だ。

HANA-BI
(1998年公開)
監督:北野武
主演:ビートたけし・岸本加世子

[ 2010/09/03 ]

シネマサト
作品の中には花火のシーンもあるけど、この作品で描かれる“HANA-BI"って、きっともっと抽象的なものなんだろうね。

前の投稿

次の投稿

▲PAGE TOP