シネマサトの邦画のほ〜がイイかもね!

第八十一話
金に人生を狂わされる鉱夫の
哀しい末路を描く、衝撃のサスペンス

いや〜、良かった良かった。一時はどうなることかと思ったけど、無事全員救出されて。日本では例のチリの落盤事故は連日のように騒がれていて、初めは「世紀の大救出」とか、「家族との感動の再会」みたいな方向性だったのに、いつの間にか「妻と愛人のバトル」とか、「経営者と犠牲者の間に交わされた闇の契約書」とか、「実は地下では食べ物を巡って毎晩殴り合いが繰り広げられてた!」なんていう、ワイドショー的な取り上げられ方をするようになってきている。不謹慎かもしれないけど映画化が楽しみでしょうがない。一番心配されているのは、映画化契約で一人2500万円を手にしたと言われている彼らの今後の人生が、不意に訪れた金と名声によって狂わされてしまうのではないかということらしい。−一連の報道を見ていて思い出したのが、昭和23年の鉱山を舞台に、鉱夫の人生の転落を描いたこの作品。落盤事故に遭い会社から裏金を貰ったことをきっかけに、女に狂い、殺人を犯し、逃亡生活に追い込まれてしまうこの衝撃的な映画も、実際の事件を元にしているという。チリの作業員さんが急な人生の変化に上手く適応していけると良いな、と思うボクであった。

薄化粧
(1985年公開)
監督:五社英雄
主演:緒形拳・浅利香津代

[ 2010/11/05 ]

シネマサト
チリの事故はハリウッドでハリソン・フォード主演なんていう案があがっているらしいね。単純なお涙ちょうだい映画にされてしまわないことを願います。

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