シネマサトの邦画のほ〜がイイかもね!

第九十一話
傷心の漫画家が周囲の助けで再生していく様を
描いた、超癒し系キュートムービー

3月11日午後2時46分、ボクは六本木ヒルズのレストランで打ち合わせしながら遅めのランチを食べていた。初めは「久々に結構揺れるなぁ」ぐらいに思っていたら、カウンターの上からグラスがいくつか落ちてきて、店長らしき人に避難指示を受けた。奇跡的にすぐタクシーを拾って会社に戻ると、全ての棚が倒れ、足の踏み場もない。書類の山をかき分けながら、最低限の仕事だけやって夕方帰途につくと、電車は全てストップして、大勢のサラリーマンやOLが歩道に、道路には車があふれていた。冷たい風に震えながら2時間歩き続け、ボクは家に辿り着いた。今考えると、あれはこの大震災のほんの始まりに過ぎなかったのだと思う。−震災から丸3日間、繰り返し流される津波や壊滅状態の被災地の映像を見続けて暗澹たる気持ちになったボクは、半ばニュース中毒化した自分の気持ちを押し切るようにして映画を観ることにした。それもとことんほのぼのしたやつ。−大島弓子の漫画が原作のこの作品は、愛猫を失い漫画を描けなくなった漫画家が、子猫と男性との出会い、そしてある不思議な体験を経て再生していく物語。出てくる人たちとネコたちを見ていたら、困難はあっても頑張って生きていかなきゃなぁって思わされた。

グーグーだって猫である
(2008年公開)
監督:犬童一心
主演:小泉今日子・上野樹里

[ 2011/04/01 ]

シネマサト
ボクは断然ネコ派なのだが、ここに出てくるネコちゃんが何しろ超カワイくて、それだけでもかなり癒された。映像の力ってやっぱりスゴイ。両方の意味でね。

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