だいすけ先生の雑学アート

050「クリエーティビティー。愛こそものの上手なり!」

クリエーティビティー(創造力)なくして現在の我々の営みは成り立たないと言っても過言でない。「創造というのは、意識を集中し、潜在意識を働かせて深く考え続けるという苦しみの中から、ようやく生まれ出るものだ…」JAL新最高経営責任者となった京セラ・稲森和夫名誉会長の言葉である。だが果たしてこの苦しみとは本当に創造につながるのだろうか。
なんと言っても創造力は子どもには、かないません(え)。トンチンカン(死語?)なことを平気で言う子ども達は、天才クリエーター達なのです。例えば、おままごと。プラスチックの器にご飯がのっているかのように美味しそうに食べている様は、名俳優もお手上げの演技ぶり。どうしてあれが、おいしい料理に見えるのか大人にはよく理解できない(笑)。未来ものや冒険ものなど毎日の経験からどんどん話を膨らませていける。夢と希望でいっぱい!
それに比べて僕たち大人はどうでしょう。毎日ため息と愚痴の連続でございます(涙)。「そこに愛はあんのか!」うーむ、そこに創造力は、あまりなさそう(笑)。
さて、子どもの創造力には育て方がある様なのです。よく知られているのは、ヘネシー教授とアマビル教授による「創造力を育むのにしてはいけないこと」で、監視、評価、報酬、競争、過剰な管理、自由の制約、精神的重圧などがあげられています。むむ、これを見る限り日本の受験戦争の仕組みには、創造力を育めない要素がごっそり。躾にも関係してくるので一概には言えませんが、好き勝手も時には創造力を促すということらしい。この考え方は大人にも十分通用するもので、合理主義だけではクリエーティブに業績は伸ばせない。また、モチベーションが何よりも大事だとこの2人は言っています。成果だけにとらわれずに「好きこそものの上手なり」と言う様に、楽しくやることが好結果につながるのです!
とは言っても現実は厳しい。みんな我慢をして頑張っているのも事実。苦しみから必殺技を編み出す過程こそが創造力の源ということなのでしょうね。もうすぐバレンタインデー。好きな人に喜んでもらうプレゼントを! 創造力をしっかり磨きましょう! そこに愛は、あるよん!

今回の美術用語
Creativity - is a mental and social process involving the discovery of new ideas or concepts, or new associations of the creative mind between existing ideas or concepts.
Creativity killers - identified as surveillance, evaluation, rewards, competition, over-control, restricting choice, and pressure, children's creativity flow can be limited by.

[ 2010/02/05 ]

だいすけ先生
武谷大介(たけや・だいすけ)。美術家。現代美術館プログラミングディレクター。現在トロント市を拠点に作品を制作・発表。 www.daisuketakeya.com

■2人展『Confessions of Love』
2月12日(金)〜3月13日(土)
@XPACE, 58 Ossinton Ave. (W/ Tad Hozumi)

http://xpace.info/exhibition_upcoming

■個展@Showcase/ Megumi Ogita Gallery(銀座)
www.megumiogita.com/showcase/index.html


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