だいすけ先生の雑学アート

052「エクセレント?パブリックアートはみんなのために!!」

日本行きの飛行機に乗り遅れました(涙)。慌てて次のソウル乗換の便を探し、なんとか翌日の友達の結婚式には間に合いそう。なのでピアソン空港で約半日…2004年にオープンした第一ターミナルには、ソル・ルウィットのオプアート、インゴ・マウラーの水槽などが展示されている。2階には様々な企画展も。 早めに空港についた人は、広い港内を散歩してはどうでしょう?

このように公共空間に存在するアート作品はパブリックアートと呼ばれる。AGO横のムーア、ロジャースセンターのマイケルスノー、セントクレア西通りのストリートカー各駅…など「街中にアートを」運動は盛んになりつつある。

さて、ソウルの仁川国際空港に午前2時着(おっと)。東京便は朝の9時過ぎ。ほぼ誰もいない空港内を歩いてみると無料インターネットやリクライニングソファー、さらにイスとイスの間に肘掛けがないため寝そべることができる(ナイス!)。リクライニングでうとうとしてると「お隣いいですか?」とカリフォルニアに留学中だというスウェーデン人、ローレンちゃん。彼女は環境経済学みたいなことを学んでいるらしく、夏にはバングラディッシュのグラミン銀行でインターンだとか。温室効果ガス削減に関して企業に課税することで責任問題をはっきりさせることができるはず、など持論を展開。僕も負けずに「こどもの絵」「Everybody Loves You」などアートを通じて社会に関わる自分の活動を紹介した。

ちなみにこの仁川国際空港には、韓国の歴史的美術を紹介するスペースがあり、博物館のようなエクセレントなプレゼンテーション。エクセレントといえば、オタワの国立ギャラリーのディレクターによる「エクセレンス(卓越した)」とマルチカルチュラリズムに関する問題発言がカナダ全土のアート関係者の中で議論を呼んでいる。エクセレンスって誰の価値観で決めるの? ということらしい。国内最大の公共美術館なのだから、カナダの文化をフェアに反映するべき…そう、みんなの為のパブリックなのだから…。

今回の美術用語
Public art - refers to works of art in any media that has been planned and executed with the specific intention of being sited or staged in the physical public domain, usually outside and accessible to all.

[ 2010/04/02 ]

だいすけ先生
武谷大介(たけや・だいすけ)。美術家。現在トロント市を拠点に作品を制作・発表。
www.daisuketakeya.com

■ 個展@ Showcase/ Megumi Ogita Gallery( 銀座)
www. megumiogita.com/showcase/ index.html

■アートフェア東京2010@東京国際フォーラム4月2日〜4日 w/ Christopher Cutts Gallery

EXCELLENCE AT THE NATIONAL GALLERY OF CANADAのブログ
http://excellenceatthenationalgallery.blogspot.com


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