だいすけ先生の雑学アート

053「確かな不確かさ。写真で刻み取ろう、僕らの不確かな時代。」

不確かさだけが確かなこの時代。沢尻エリカ(様)のご離婚騒動報道を拝見させていただいて…女心よりも、マスコミの『心変わり』に驚かされるばかりでございます(笑)。その彼女、離婚騒動後初めて公の場に姿を現したのが、奇抜な色彩感覚で知られる写真家、蜷川実花(にながわみか)の個展会場。お騒がせでもいいセンス(?)なのは確か(笑)。

蜷川を筆頭とするガーリーフォト世代の写真家や、杉本博司、森村泰昌、 石内都 、荒木経惟、森村大道などの巨匠クラスなど、日本人写真家は現在世界中で大活躍している。いわば、写真家大国ニッポン。3月より国際国流基金トロント日本文化センターで開催されている『COUNTER-PHOTOGRAPHY Japan's Artists Today』展では、トロントではまだ馴染みのない作家も含めて世界の第一線で活躍するアーティストによる日本の伝統的な感受性の一面が紹介されている。

さて、5月のトロントと言えば『CONTACT 』。毎年、街中の美術館やギャラリーが期間中一斉に写真展を開催する。今年のテーマは 『Pervasive Influence(広範囲にわたる影響)』。展覧会を観に行って広範囲に影響を受けよう(ちょっと違う?)。期間中ワークショップや専門家によるポートフォリオ(作品をまとめたもの)レビューも開催される)。
デジタル技術が発展を遂げ、一般人も容易にナイスショット! 出来る様になりましたが、ファッション、プロダクト、広告、美術作品など、やはり専門家にしか撮れない写真があるようです。先日、展覧会のインスタレーション・ショットをお願いした方(東京)は、限られたアングルと撮影数にも関わらず、照明の調整から全てに熱を持ってやってくれました。植木屋さんや板前さんにも通じる、この職人気質こそ日本の宝。この確かな仕事っぷりは継承していって欲しいです。

ここトロントには写真(絵)になるネタが溢れている。でも、何一つ確かなものなんて無さそうにも思える。あなた自身が刻み取っているさりげない日々の写真は、不確かさを確かにできていますか。

今回の美術用語
An artist's portfolio - is an edited collection of artwork intended to showcase an artist's style or method of work. Typically, the work reflects a depth in one area of work.

CONTACT - is an annual month long festival of photography with over 1000 local, national and international artists at more than 200 venues across the Greater Toronto Area in May.

[ 2010/05/07 ]

だいすけ先生
武谷大介(たけや・だいすけ)。美術家。現在トロント市を拠点に作品を制作・発表。
www.daisuketakeya.com

■個展:6月10 日(木)〜7月3日(土)
@ Christopher Cutts Gallery (21 Morrow Ave.)
www.cuttsgallery.com
■グループ展+オークション:
@ Seoul Auction(韓国最大のオーク ションハウス)
www.seoulauction.com/eng/


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