老舗レストランの人気メニュー
"ケベック産フォアグラ"

Pan Seared Quebec Foie Gras

(2009年05月15日記事)

Pan Seared Quebec Foie Gras ($24.00)

とろりと溶ろける高級食材を使った
お勧めのグルメな一品

新しいレストランがどんどん進出しているミッドタウン・エリアで、20年続く老舗ファインダイニング「Centro」。イタリア料理をメインに時代の流れや顧客のニーズを敏感に感じ取り、常に新しいスタイルに挑戦しているレストランだ。現在は、ローカルの旬の食材を生かしたメニューや様々なカルチャーを取り入れた、トロントらしいスタイルが完成されつつある。

素材の味を生かしてシンプルに…

どの食材も新鮮さ、味、安全性など、あらゆる面でこだわっているが、その中でもクオリティーの高さに自信があるという一品が「フォアグラ」。日本人にも人気の高級食材だ。今回いただいたのはアペタイザーメニューから「ケベック産パンシアード・フォアグラ」。トーストされたブリオッシュとグースベリーのチャツネが添えられている。
フォアグラは塩とコショウで下味をつけて高温のフライパンで数分、火を通すだけ。ちょうど全体が温まり、うっすらきつね色になったところでサッと盛りつけて、直ぐテーブルにサーブされる。フォアグラ料理といってもどこに入っているの?という位少ししか入っていないレストランも多いが、ここではそのボリュームに感動を覚えるだろう。温かいうちにいただくとひと際、とろとろと口の中でとろけて美味。最初の一口はフォアグラだけで楽しんで、あとはブリオッシュに塗って食べてみることに。

▲Butternut Squash Ravioli ($23.00)
バターナッツスクオッシュが詰まったラビオリ。ダック・コンフィーもたっぷり入って満足の一品。

▲Pan Roasted Sea Scallops ($32.00)
素晴らしい品質の帆立!カリフラワーのピューレとグレープシードオイルのピリッとスパイシーなソース、2つの味を楽しんで。

ソースもワインも"甘め"がキーワード

ブリオッシュはバター、卵などをふんだんに使っており、フランスパンより更にふんわりとした食感でまろやかな味わいが特徴。また、このコーナーでも何度か登場しているチャツネは、インドなど西アジアからヨーロッパなどに伝わった食文化の一つ。果物、野菜、ハーブなどをすり潰して使うタイプと、火を通してジャムやソースのようにして使うタイプがあり、今回は後者の方だ。グースベリーはヨーロッパから西アジアでポピュラーな緑色の果実で、ジャムやゼリーなどにして食べることが多いそうだ。フォアグラ特有のまったりとしたコクにグースベリーとビネガーの爽やかな甘さが加わって、ちょうどいいバランスで楽しめる。
フォアグラにはワインもデザートワインのような甘口の白がお勧めとのこと。「シャトー・ギロー」はこっくりした黄っぽい色の白ワインで、まるで完熟の葡萄を食べている様な甘ずっぱさ。フォアグラのコクがワインで口の中にふわ〜っと滑らかに広がっていく感じだ。
スタッフ 「これからは原点回帰ということで、イタリア料理の良さを生かした料理を提案していこうと考えている」というオーナーシェフのブルース。彼の人柄からも老舗有名店の名に胡座をかかず、常にお客さんの声に耳を傾けて信頼を培って来たことが伝わって来る。普段より少しドレスアップして出かけたい日、特別な記念日や大事なゲストとの食事にトライしてみてほしい名店だ。

〈文・写真/大村 絵理〉

information

外観 CENTRO
2472 Yonge St.
tel: 416-483-2211
www.centro.ca

トロントマップ(Beta版)

<Dining Room>
月〜土 17:00〜23:00
<Lounge>
月〜土 17:00〜翌1:00

店内 ▲エレガントでクラシカルな雰囲気のレストラン、ドレスコードはスマートカジュアル、ちょっとオシャレして出かけよう。

 
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