フルーツをのせた
サクサク・クラストのタルト

French Apple Raspberry Euro Tart

(2009年06月19日記事)

French Apple Raspberry Euro Tart ($3.50)

繊細な味のスウィーツを探して…

トロントで日本人の口に合うようなケーキ探しは意外と難しい。今日はトロントで誕生して30年以上続く、老舗の人気店「Dufflet」を紹介したい。現在3店舗の直営店に加えてカナダやアメリカのホテル、レストラン、カフェ、高級スーパーなどでオリジナル商品を展開するオーナーのダフレット。ビジネスウーマンであり"ケーキのクイーン“と呼ばれる彼女に会いに、アップタウン店に出かけた。

種類によって使い分ける2種類のクラスト生地

店に入ってまず目に入るのはガラスケースに並ぶ色とりどりのケーキと…花!? そう、ここはケーキ屋と花屋、そしてカフェが同居している珍しい店だ。朝10時の開店に合わせて出かけたため、いつも目にしているよりも多くの種類があって迷ってしまう。クラシックなバタータルトや艶が美しいチョコレートケーキにも惹かれるが、今回は初夏らしく、フルーツを使った爽やかな印象の「French Apple Raspberry Euro Tart」をピックアップ。
タルトの命はクラスト。「Dufflet」はタルトの種類によってスウィート・ドーとパート・ブリゼの2種類の生地を使い分けている。スウィート・ドーはしっかりとしたタルトの食感が楽しめ、パート・ブリゼ("壊れやすい生地“の意)は歯が当たったらすぐ砕けるようなホロッとした食感だという。生地の詳しいレシピは秘密とのことだが、アップル・ラズベリータルトではカスタードとリンゴのバランスを考えてスウィート・ドーを使用している。

▲Mini Cakes ($3.50〜6.00)
ベリー好きにお勧め季節限定メニューBerry Praline Euro Tart(手前)、人気のBaby Truffle Cakeは小麦粉不使用(左奥)、スムースでリッチな大人の味わいCheesecake Mini-Chocolate Espresso(右奥)。

▲Raspberry Vanilla Charlotte (右)
Triple Chocolate Mousse (左)
パーティーにピッタリの大きなサイズのケーキも種類豊富。オリジナルケーキのオーダーも活用したい。

美味しいタルトは"しっとり&サクサク"

生地をタルト型に取り、軽くオーブンでプリ・ベイクしたら暫く冷ます。 タルトに詰めるのはカスタードクリーム。卵、砂糖、マダガスカル・バーボン・バニラなどを加えてふんわりと泡立てるのが成功のポイント。 トップに飾るリンゴは火を通しても形が崩れにくいグラニースミス種。下ごしらえとしてシナモンと砂糖を振りかけて、約30分オーブンで焼く。「実はこのタルト作りで最も難しいのが、ベイクしたリンゴを美しくカスタードクリームの上に乗せる時なの」と言うダフレット。扇形に広がったリンゴとラズベリーがカスタードクリームに埋もれないように注意しながら、オーブンに入れて15分。最後の仕上げにシュガー・グレーズを軽く刷毛で塗り、リンゴ、ラズベリー、カスタードのしっとり感をキープする。

スタッフ

▲お気に入りの日本食レストランがあるというオーナーのダフレット

リンゴとラズベリーの爽やかさ、カスタードのとろける様な口当たり、そしてこだわりのクラストのサクサク感のバランスがとても良い。パート・ブリゼより堅めのクラストということだけど、それでもフォークだけでサクッとカットでき、食べた感じも重くない。サイズは3インチと小ぶり。2人でシェアした場合は1人2〜3口で終わってしまうので注意!? ビジネスで大成功を収めても気負わず、ほんわかした可愛らしい雰囲気のダフレット。彼女のケーキもまた、そんな温かい魅力に溢れている。

〈文・写真/大村 絵理〉

information

外観 Dufflet Pastries
2638 Yonge St.(ダウンタウン、ビーチ店もあり)
tel: 416-484-9080
www.dufflet.com

▲地下鉄Eglinton駅、Lawrence駅からバスで約5分

トロントマップ

火〜土 10:00〜19:00
日 12:00〜17:00

店内 ▲ベンチと小さなテーブルが2つ、そしてカウンター席が用意されたかわいらしい店内。ショッピングや散歩の合間の休憩にぴったり。

 
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