海の幸と山の幸がたっぷり入った
バレンシア風パエーリャ

Paella Valenciana

(2009年09月04日記事)



Paella Valenciana (2人前 $39.00)

トロントでも珍しい
本格スペイン料理レストラン!

日本で「一汁三菜」と言えば、ご飯に「汁もの」1品、「なます」「平皿」「焼き物」の3品を添えたもので、栄養バランスの良い理想的な食事と言われる。そんな日本の食文化にちょっと似ているのがスペインで古くから愛されているタパス(小皿料理の意)。ハムやマリネなどの冷たい料理から揚げ物やオムレツなどの温かい料理まで様々な種類がある。「Embrujo Flamenco」は15年間も続くスペイン料理レストラン。「スペインでは夕食の時間が遅いのでタパスを食べながらお酒を飲んで、最後にメイン料理でシメるの。メインで人気なのはパエーリャね!」というオーナーのハイス。今日は本場スペインの味にこだわったタパス・レストランの楽しみ方を紹介したい。

海と山の幸が自慢のバレンシア地方のレシピ

大きなフライパン鍋に米と具がたくさん入った「パエリア」は日本でも人気。スペイン生まれの彼女によると「パエーリャ」と発音し、土地の食材を使うので、シーフードに限らずウサギやカタツムリ入りや、イカスミ入りの黒いパエーリャも存在する。この店のパエーリャはスペイン中東部バレンシア地方スタイル。地中海に面しているバレンシア地方は、シーフードはもちろん、山の幸も豊富だ。メニューには何種類かのパエーリャがあるが、具の種類や米の種類などで値段が変わる。基本は玉ねぎ、インゲン豆などの野菜に加えて、ムール貝、エビ、ハマグリ、チキン、ピリ辛のチョリソー入り。これだけでも充分満足できる内容だが、バレンシア産のショートグレイン・ライスを使ったメニューなどもある。

▲Calamares A La Romana ($7.95)
スペインのバールでも人気のおつまみメニュー「イカの唐揚げ」。ホームメイドのアリオリマヨネーズ、またはサルサソースが美味。

パエーリャのベースになるのはソフリートと呼ばれるソース。トマト、玉ねぎ、ピーマン、ニンニクなどをオリーブオイルでじっくり炒めて煮詰めたものだ。パエーリャ鍋にチキンとシーフードを順番に入れ、ホームメイドのチキン・ストックを加えて火が通ったら、スペイン料理に欠かせない調味料のサフランを加える。初めに生のまま加えてある米は、ここでもう一度、チキン・ストックを加えてある程度炊いた状態にする。最後にインゲン豆やグリーンピースなどを入れてオーブンで更に30分程火を通す。

▲Boquerones En Vinagre (左$7.95)
アンチョビをバージンオリーブオイルとお酢につけたもの。
Datiles Con Tocino(右$6.95)
デーツ(ナツメヤシの実)のベーコン巻。ベーコンの旨味と甘みが口の中でとろ〜り。

スペインのバールの雰囲気を楽しむ

パエーリャはオーダーしてからサーブされるまで40分ほど掛かる。メニューには2人前とあるが、タパスなどを合わせて注文する場合は3〜4人でもシェアできるボリュームだ。パエーリャが出来るまで、タパス料理をつまみながらスペイン産のワインやサングリアを楽しみたい。リンゴやオレンジなどフレッシュ・フルーツが入った爽やかなサングリアは口当たりも良い。イカの唐揚げやアンチョビの酢漬けなどは、日本の食卓にもありそうな親しみのある味わいだ。

スペインでも「タパスは一人3皿が丁度いい」と言われているという。一汁三菜ならぬ「1パエーリャ3タパス」。曜日によってフラメンコ・ショーも楽しめる。情熱的なフラメンコの調べに耳を傾けながら、仲間とタパスをつつきパエーリャでシメる…そんな本場スペイン・バールの雰囲気が楽しめるお勧めのレストランだ。

スタッフ

▲共同経営者の美人姉妹。マネージャーのハイス(右)とシェフのホセ

〈文・写真/大村 絵理〉

information

外観 Embrujo Flamenco
97 Danforth Ave.
tel: 416-778-0007
サイト:www.embrujoflamenco.com

▲地下鉄Broadview駅から徒歩1分

トロントマップ

月〜木 18:00〜
金〜日 17:00〜
週末ブランチ 11:00〜14:00

店内 ▲同僚や友人同士の楽しい食事はもちろん、ロマンティックなデートにも活躍してくれそう

 
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