ラム・ロインとマッシュルームの
テイスティング・コース

Lamb Loin and Mushroom

(2009年12月18日記事)

Lamb Loin and Mushroom テイスティング・コース(ディナー)より
(5 Course $85、7 Course $100、10 Course $125、Vegetarian 5 Course $70)

トップシェフが腕を振るうコースで
特別な一夜を…

クイーンストリートとヤングストリートの交差点の賑わいを背にして東へ少し歩くと、煉瓦作りの建物がある。目立ったサインも無いこのビル、実はトロント初の女性専用メンバーシップクラブ「Verity」が所有するホテル、スパ、レストランなどが入った、贅を尽くした複合施設なのだ。その中にある「George」は一般のお客さんも(もちろん男性も)利用できるレストラン。

今回は「George」のエグゼクティブ・シェフ、ロレンゾが作る芸術的な料理を存分に楽しめる”テイスティング・コース“を紹介したい。

カナダのトップシェフの感性が光る料理を楽しもう!

テイスティング・コースには全5、7、10品の3種類があり(いずれもチーズとデザートの2品を含む)、2人で同じコースをオーダーした場合、それぞれに異なる料理を出してもらうことも出来る。アラカルトメニューに比べて一皿ずつの量は少ないが、美味しいものをちょっとずつ、色々食べてみたいというコンセプトは大人気。シェフのこだわりや独創性が最も発揮されるエントリーでもある。コースの中の一品「ラム・ロインとマッシュルーム」は、冬にぴったりのブラウンとグリーンのカラーコーディネートがほっこりと温かい印象のディッシュだ。

ラム・ロインはコリアンダーとジンジャーを擦るように揉み込んでから、パンシアード。火を通しすぎないように注意し、旨味を内側に閉じ込める。高品質なラムは柔らかくてジューシー!ラム肉を使うとどうしてもヘビーな仕上がりになる料理が多いが、こちらはとても上品な味わい。またトッピングはフェンネルとマスタードのサラダ。一見、大根サラダのように見えるのがフェンネル。乾燥させた種や葉はスパイス料理によく使われるが、フェンネルの軸の部分はフィノッキオという名前で呼ばれ、生のままでも食べられるとのこと。ちょっと薬草のような甘みと清々しさのあるサラダは肉料理とのバランスが良い。

▲Veal Burger, Aged Cheddar, Naan Bread($19) 
ランチメニューより子牛のバーガー。卵の代わりにフォアグラを“つなぎ”に使っているという超グルメバーガー!

▲Black Alaskan Cod
こちらもテイスティング・コースの一品。ジャスミンの香りをつけたタラをさっぱりとしたレモングラス・マヨでいただく。

小さな料理にも大きなこだわり

テイスティング・コースのもうひとつの醍醐味は、素晴らしい脇役たち。グリルしたオイスター・マッシュルームが添えられたポレンタ。ポレンタとはトウモロコシの粉で出来たイタリアの料理で、日本でいう”蕎麦がき“の様なものらしい。レモン、タイム、シトラスピールなどが入っていて、肉厚でどっしりしたマッシュルームとのバランスが良い。オレンジ色が爽やかなのはカナダの冬の味覚、スクオッシュ。中には細かく刻んだポートベロ・マッシュルームが入っている。トップのグリーンはチコリーだ。そして最後はリーク(西洋ネギ)のモレル・マッシュルーム(アミガサダケ)詰め。リークの中に高級キノコであるアミガサダケとスモークソーセージが詰められている。キノコ類と最高級のラムを様々な角度から楽しめるこのディッシュ。目に見えない細かな仕事をたくさん積み重ねて出来た正に芸術品だ。

今年も一年間頑張った自分へのご褒美に、大切なパートナーや家族との食事に、ワンランク上のダイニングエクスペリエンスを楽しんで2009年を素敵な思い出で締めくくって欲しい。

スタッフ

▲ローカル、ナチュラル、シーズナル、サステイナブルがキーワード」と言うロレンゾ

〈文・写真/大村 絵理〉

information

外観 George
111C Queen St. E.
tel:416-863-6006
サイト:
www.georgeonqueen.com

Lunch
月〜金 12:00〜14:00
Dinner
火〜土 17:30〜22:30


▲地下鉄Queen駅から、徒歩8分

トロントマップ

店内 ▲クラシカルな雰囲気の店内。奥には個室も幾つかあり、様々なリクエストに対応してくれる。

 
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