カントリースタイル・プーティン

Country Style Poutine

(2010年04月16日記事)



Country Style Poutine (大$8.95、小$6.95)※グリーンピースは追加$0.50

とろ〜りチーズとほっくりポテト
トロントで育つカナダの味

カナダを代表する料理と聞かれたら、ちょっと考えてしまう人もいるだろう。観光シーズンもすぐそこ。カナダまで来てくれた友達や家族に、手軽に、お財布を傷めず、カナダの料理を楽しんで欲しい…。そんな難題に簡単に答えを出すのが、『Smoke's Poutinerie』だ。

こだわりのポテトとチーズ

プーティンとは、フライドポテトにチーズカードと呼ばれるチーズの粒を載せ、グレービーソースをかけたファストフード風の食べ物。「(プーティンは)ケベック州発祥、正真正銘の"カナダを代表する料理“だよ」と笑うオーナーのライアンさんは、快くキッチンに入れてくれた。中ではスタッフが無心にじゃがいもを切る。これを茹でてから冷蔵庫でしばらく寝かすのだという。ファストフード系だから作り置きは仕方ないの? そう言う私にライアンさんは「スピーディーなサービスのためもあるけど、味を守るためなんだ」と語る。ブランチングといって、8割程度火を通してから一端冷やすことで、水分を閉じ込める方法なのだという。閉じ込められた水分は、特有のホクホク感となって口の中に広がるのだ。また、ここで使われているじゃがいもはユーコンゴールド種のみ。チーズカードはケベック産のものだけを仕入れている。「温かいグレービーでチーズをトロトロに溶かして混ぜながら食べてよ。見た目は美しくないけど、それが一番おいしい食べ方だから」と勧められ、今回はチキンとベーコンが入った『カントリースタイル』を味見した。

▲Traditional(大$6.95、小$5.45)
プーティン初心者なら、まずこれからチャレンジ。伝統に培われた懐かしい味。

▲Nacho Grande(大$8.95小$6.95)
ビーフベースのグレービーを使用。一見不思議な取り合わせだが、ワカモレとチリがグレービーと好相性。

素朴な満足感はオリジナルグレービーだから

ゆっくりローストされたチキンは柔らかく、スモークベーコンは塩味控えめ。少し甘めのグレービーで2つの肉の味がうまく調和する。素朴ながらも個性的でクセになる味わいだ。そして、脇役ながらもマッシュルームとキャラメライズされたオニオンが、満足感を増長させる。残念ながらグレービーのレシピは企業秘密。「グレービーは様々なアレンジ・プーティンにも合うように開発してるよ。ベーシックなものはもちろん、"本物“の美味しさはそのままに、広い範囲の人に楽しんで味わってもらいたいからね」そう語るライアンさんのよき相棒として取材に立ち会ってくれたのはグレンさん。日系3世の彼は調理担当。ライアンさんが"お腹で“考え出す奇想天外なレシピにグレンさんが食のプロとしてアレンジを加え、新しいスタイルができる。オンタリオ州にプーティン旋風を巻き起こすスモークス、オーダー待ちの列がこれ以上長くなる前に足を運ぼう。
〈文/西尾裕美・写真/渡辺究〉

スタッフ

▲オーナーのライアンさん(左)とグレンさん

information

外観 Smoke's Poutinerie
203 Dundas St. E.
tel:416-603-4449
トロント市内に他3店舗
http://smokespoutinerie.com

月〜水 11:30〜 23:00
木 11:30〜翌 3:00
金・土 11:30〜翌 4:00
日 11:30〜 21:00

▲地下鉄Dundas駅から徒歩8分

トロントマップ

店内 ▲ダンダス店はテイクアウト中心だが、店舗によってテーブル席もある。

 
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