スモークの香りとバターの味が抜群!

Lightly Smoked & Poached
Icy Waters Arctic Char

(2010年07月16日記事)


Lightly Smoked & Poached Icy Waters Arctic Char ($26.00)

アークティック・チャーの薫製

長年にわたり人気を誇るレストランが数件並ぶハーボード・ストリート。そこにオープンした「The Harbord
Room」は、雑誌などでも注目を集める人気店。今回はそのオリジナリティーにあふれた料理を紹介したい。

居心地の良いレストラン

外見はレストランというより一軒家のような印象のこのお店に入ると、「いらっしゃいませ」と日本語で迎えてくれたのは、日系二世で経営を担当しているクリス。フレンドリーでアットホームな雰囲気のこのレストラン、それもそのはず、仲良し3人が共に作り上げたレストランなのだ。大学時代に出会ったクリス、コーリー、デービッド。卒業後、それぞれトロントの様々なレストランで活躍していたが、自分達の夢描くレストランを求めた結果、「The
Harbord Room」をスタートさせた。

▲チキンレバーのムースやテリーヌなどの 盛り合わせ。数人でシェアしながら 楽しみたい。Charcuterie Plate ($17.00)

▲熱々のドーナツの中にはさっぱりとしたライム・クリーム。マンゴー、パイナップル、ココナッツソースで楽しむトロピカルなデザートだ。 Cooked to Order Doughnut ($9.00)

トレンドを生み出す若い力

現在のトロントの食文化は、若いシェフの活躍も目立つようになり、新しい発想と可能性とが自由に生き、トロント発信の新しい食文化を生み出すまでに成長したと語るクリス。
そんな若いエネルギーにあふれたシェフもこのレストランの魅力だ。誰もが思いつきもしない料理を生み出すのが得意というシェフのコーリーが目指すのはシンプルかつ繊細で、オリジナリティーあふれるもの。そのために素材の食感、色、香りなどに細心の注意を払っているという。また健康と地球環境にも着目し、季節のものや地元の素材を使って料理を作ることも、彼のこだわりの一つだ。
コーリーのお気に入りメニューだというアークティック・チャー(北極イワナ)の薫製は、花びらのようなのラディッシュの華やかさがとても印象的。つぶつぶとしたピンク色のイクラのように見えるものはなんとタピオカ。早速一口試してみると、ミディアム・レアに仕上がった魚からBBQのような深みのある燻された香りが口いっぱいに広がる。一度スモークさせてから軽く茹でることで余分な油分を落とし、さっぱりとした仕上がりにしているという。シェフ自らが収穫したというワイルド・リークとラディッシュのシャキシャキ感にバターの優しい香り、さらに松の実とヘーゼルナッツの香ばしさが加わり、たまらないおいしさだ。一つ一つに味がしっかりとあるのだが、全体のバランスが上手にとれていて料理としての完成度が高い。
今の季節はパティオがオープンし座席も増えているので、この噂のレストランを試すいいチャンス!
流行を生みだすトロントの料理をぜひ味わってみてはどうか。 〈文・写真/村上 ゆり〉

 

スタッフ

▲シェフのコーリー

information

外観The Harbord Room

89 Harbord Street
tel:416-962-8989
www.theharbordroom.com

Dinner
月〜日 18:00 〜 22:30
Late Night Eats
日〜火 23:00まで
水・木 23:30まで
金・土 24:00まで

▲Harbord St. × Spadina Ave. から徒歩1分

トロントマップ

店内 ▲落ち着いたインテリアに、ショッキング・ピンクの壁が斬新な内装。

 
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