新しいイタリアの味

Spaghetti Nerano

(2010年09月17日記事)

Spaghetti Nerano ($15.00)

ズッキーニとパルメジャンのチーズパスタ

「ちょうどジェラートができたところだから、試食してごらん!」いきなり地下にあるデザート専用のキッチンへと案内してくれたニノ。彼は本格派イタリアンレストラン、「Sorrento」のオーナーだ。2008年からカナダに住んでいるニノは、トロントのあらゆるイタリアンレストランを食べ歩いた。そして気が付いたのは、どこも似通ったメニューばかりだと言う事。特に彼の故郷である南イタリアの料理はほとんど見当たらなかったという。まだトロントニアンが口にした事のないふるさとの料理を知って欲しいと、昨年、彼はこのレストランをオープンさせた。

ソレントの郷土料理

レストランの名前になっている「ソレント」はニノが育ったイタリアの小さな町で、ナポリからほど近く、毎シーズン観光客が絶えない場所だ。オリーブやシーフードの産地として有名なこの地は、季節の野菜や魚を上手に利用した郷土料理が多い。料理の美味しさの秘訣は素材のクオリティ、そしてその旨味を引き出すシェフの腕だ。これが何も飾り気はないが複雑なソレントの味を作り出す秘訣である。

とろけるチーズで召し上がれ

シンプルなズッキーニとチーズのパスタはソレントの近くの小さな村の伝統的な料理。「クリーム」と呼ばれるソースだが生クリームは一切含まれていない。

▲大きなクルトンの上に、オリーブ、トマト、モッツアレラ・チーズなどを載せたソレント定番のサラダ。フレッシュな素材の香りがたまらない。
Caponatasorrentina ($11.00)

▲ジェラートはマスト?トライ!
イタリア名物チョコレートのロシェをトッピングした贅沢なパフェ。
Roche ($12.00)

1〜2ミリほどの薄さに輪切りしたズッキーニが柔らかくなるまで火を通し、パルメジャン・チーズを混ぜ込む。すると、トロリとしたチーズに旨味が凝縮される。仕上げに上等なエキストラ?バージンオリーブオイルとイタリアンバジルをたっぷりとかける。コシのある手作りパスタに絡まったソースから広がる豊かなチーズの香りとフレッシュなバジルのアクセントが食欲を刺激する。本当にチーズを入れて炒めるだけ?と首を傾げてしまうほど、コクのある何とも奥深い味わいだ。このコクがとにかくクセになり、あっという間に平らげてしまった。

そして、デザートとして忘れてはならないのがニノのジェラート。ベースに使用しているのは酸味の整ったカントリースタイルのヨーグルト。

スタッフ

▲ 右からシェフのルイージ、オーナーのニノ、調理助手のスティーブン

口の中でふわりと消えていくようなジェラートは、甘酸っぱさとミルクの風味がよく生きている。「ジェラートは毎日味が変わっていくんだ。やっぱりできたてが一番だね」と鼻歌を歌いながらジェラートを食べるニノはどこまでも陽気で明るい。まだまだ初めて耳にするような料理がたくさんの「Sorrento」のメニュー。ニノに気軽に相談しながら新しいイタリアの味に挑戦してほしい。

〈文・写真/村上 ゆり〉

information

外観Sorrento

3265 Yonge St.
tel: 647-351-0761
www.sorrentoristorante.ca
Lunch
木〜日 11:00 〜 14:30
Dinner
火〜日 17:30〜22:30

▲ 地下鉄Lawrence駅から徒歩5分

トロントマップ

店内 ▲ ニノの人柄が表れているかのようにアットホームな雰囲気の店内

 
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