牧草の香りが食欲をそそる

Quack 'n' Track

馬肉ステーキと鴨肉のコンフィ

(2011年01月21日記事)

Quack' n' Track ($34)

フレンチビストロと言えば、フランス料理を気軽に食せる居酒屋風レストランのこと。今回は気軽に立ち寄れるグルメ御用達のビストロで、猟獣肉(Game Meat)を味わえるレストランがあると聞き、さっそく訪れてみた。

南フランスの雰囲気の中、
珍味を堪能

その噂のビストロは、ケンジントンマーケットで人気だった赤い看板が目印の「La Palette」。個性的なレストランやショップが軒を連ねるクイーン・ストリート・ウエストに移転して新装開店した。高い天井の店内は、ゆったりとした奥行きある空間に花柄のテーブルクロスが映え、南仏の本場ビストロの雰囲気を醸し出している。
14歳からレストラン業界で腕を磨いたというシェフ、ブルックの陽気な人柄もプラスして、料理への期待も一段と膨らんだ。メニューには噂通りイノシシやバイソンなどの猟獣肉が見られる。その中に、日本でも馴染みのある馬肉を発見。ネーミングもウィットに富んだ、馬肉ステーキと鴨肉のコンフィ「Quack' n' Track」をオーダーした。

付け合わせにもアイディア
視覚でも味わう一皿

馬肉は日本やフランス語圏では一般的に古くから食され、低カロリー、低脂肪で栄養価も高く、滋味な食肉として重宝されたという。

▲ エスカルゴはサクサクしたシャントルの食感とともにあっさりといただく
Escargots La Palette ($7)

▲ 定番のバニラと日替わりで提供される2種類のフレーバー。まったりとしたクリームに果実の甘みがマッチして美味
Brulee (1つ$4、トリオ$9)

ホースレースの「Track(トラック)」こと馬肉ステーキは、ケベック産のヒレ肉を使用。干し草を巻いて数日間熟成させ、旨味を引き出すと同時に香り付けをする。牛肉よりも柔らかく、ほのかに香る牧草の自然な香りが食欲をそそる。塩と胡椒だけのシンプルな味付けだけでも十分に肉の旨さが引き出されている。「Quack(クワック)」と鳴く鴨の方は、塩漬けにした肉を、その油脂と数種類のハーブと共に低温でじっくりとローストした、コンフィと呼ばれるフランスの代表的な料理法で頂く。パリッと香ばしい皮とジューシーな身は、香草の風味と塩味の加減が丁度良い。

スタッフ

▲ 有名店で経験を積んだシェフのブルック

オーツとニンジンが馬の好物であることから、サイドに添えられているのはオーツ麦のリゾット、七色のエアルーム・キャロット(品種改良されていない人参)。また、アップルサイダー・デミグラスソースは甘酸っぱいリンゴの香りがあとを引く絶品だ。
色彩豊かで、幸福感いっぱいのフレンチビストロ。肩ひじを張らず、でもワイン片手にちょっとだけ贅沢をしたい日には最適だ。

〈文/FUSE〉

information

外観La Palette

492 Queen St. W.
tel:416-929-4900
www.lapalette.ca
営業日
毎日 11:00 〜 Late

▲ Bathurst St.×Queen St. W.の交差点から徒歩3 分

トロントマップ

店内 ▲ ノスタルジックな写真やレトロなデコレーションが魅力的な店内は、南仏の暖かい気候を彷彿させる

 
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