誤検死の元被告、自由の身に

10日、乳幼児虐待問題に関するチャールズ・スミス元医師による検死報告書が原因で有罪判決を受けていたタミー・マカートさん(38)の上告審が開かれ、差し戻し審理が妥当との判決が下された。マカートさんは93年、長男ケネス君(当時2つ)が死亡した事件で殺人罪に問われ、95年に有罪判決を受けていた。その後14年間服役し、2年前に仮釈放されている。しかし、08年よりスミス元医師の報告書の多くが医学的根拠のない誤ったものであることが明らかになり、同医師の関わった乳幼児死亡事件において有罪判決を受けた被告らが次々と再審で無罪を勝ち取っていた。ケネス君の死亡については、証拠不十分として判決が覆えることはなかったが、上告審は判決の差し戻しを指示。検察側が再起訴しない方針を固めたため、裁判所の判決は事実上の無罪確定と受け止められている。

[ 2011/02/18 ]

 
▲PAGE TOP