監査長官、任期を終え退官

カナダ連邦政府会計検査員のシーラ・フレイザー長官は5月30 日、10 年間の任期を終えて退官。25 日には記者会見を開き、過去10 年間のカナダ政府会計を振り返った。
フレイザー元長官は「過去10 年間で連邦会計状況は進歩した」としながらも、人口の高齢化、自然環境の変化、インフラ設備の老朽化などで今後苦しい国家経営を強いられるだろうと警告した。また、個人的な意見として「ファースト・ネイション(先住民)の生活環境がまったく改善されることなく、逆に状況が悪化していることに強い衝撃を覚える」と政府による先住民政策を批判した。
フレイザー元長官は、01 年に会計監査院長官として着任、当時の自由党政権によるケベック州に対する「スポンサーシップ・スキャンダル」や、カナダ軍のアフガニスタン派兵など、社会的に大きく取り沙汰された連邦会計の監査を指揮、報告を行なった。

[ 2011/06/03 ]

 
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