The Quebec City Summer Festival

ポピュラーミュージックのビックフェスティバル

(2009年07月03日特集記事)

世界遺産として登録された北米唯一の城塞都市であり、フランス植民地時代の情緒を色濃く残すケベック・シティの旧市街地。観光客で賑わうこの歴史地区で42年に渡って開催されている「ケベックシティ・サマーフェスティバル」の季節が今年もまたやってきた。

ポピュラーミュージックの祭典としては北米唯一にして最大の規模を誇るこのフェスティバルは、屋内外の会場で11日間に渡って300以上のステージが繰り広げられ、毎年170万人の観客を動員するという。注目すべきはラインナップのバラエティの豊富さと名を連ねるビッグネームの数々。ポピュラーミュージックの定義は一概には言えないが、その音楽性はとても幅広く、ロック、ポップス、エレクトロニカ、レゲエ、ヒップホップ、ファンク、ブルース、クラシック音楽など多岐に渡るジャンルのアーティストたちが集結する。ジェフ・ベック、キッス、ショーン・ポール、スティング、アイス・キューブ、ガールトークと、今年出演するアーティストたちの名前をいくつかあげるだけでその多様性がわかるだろう。世界に名を馳せる大御所から新進気鋭のアーティストまで、彼らのライブは幅広い年齢層のオーディエンスを沸かせることだろう。

そしてこのフェスティバルの凄いところは、現地で発売されている前売り35ドル、当日45ドルという価格のパスひとつで全ての野外イベントと、屋内で開催されるショーの多くを見ることが出来るところ。どうしてこんなに太っ腹イベントが開催できるのだろう。

このイベントの歴史は1968年まで遡る。公共の場でコンサートを開くことでポピュラー音楽をプロモートしていこうという目的のもと、才能溢れる7人の若いアーティストと企業グループによってこのイベントは考案された。開催初年度に大成功をおさめ、翌年の開催時には3倍の予算を集めることに成功、瞬く間にケベック州を代表する世界的なイベントに成長し、今の形になったのである。「多くの人々に愛され続ける音楽をこの歴史あるケベック・シティで」、そんな想いから創られた「ケベックシティ・サマーフェスティバル」。こんなに幅広いジャンルを楽しめる大規模なイベントは希少である。この夏、絶景を誇るケベック・シティで暑さを忘れるくらいに盛り上がってみてはいかがだろう。

Information

【日 時】7月9日(木)〜19日(日)
【場 所】Quebec City旧市街地各所
【入場料】前売$35、当日$45
【連絡先】418-529-5200
【サイト】www.infofestival.com

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