Harry Potter: The Exhibition

『ハリー・ポッター』ワールドが
トロントにやってくる

(2010年04月02日特集記事)


2001年に第1作が映画化されて以来、あらゆる年齢層のファンを増やし続けてきた『ハリー・ポッター』シリーズ。今年上映予定のシリーズ完結編が待たれる中、オンタリオ科学センターではひと足先に4月9日から、『ハリー・ポッター』の世界が満喫できるエキシビションが開催される。すでに米・シカゴやボストンでも開催されており、いずれの場所でも好評を博しているこのエキシビション、『ハリポタ』ワールドを探検して、魔法の世界に浸ってみよう!

これまでに67の言語に翻訳され、200か国以上で出版されている小説『ハリー・ポッター』。原作はイギリスの女流作家、J・K・ローリング。シリーズ全7冊の累計販売部数は4億部以上と言われ、これまでに放映された映画6作はすべて世界歴代興行収入25位以内に入っている。20世紀末のイギリスを舞台にしたこの物語は、両親の代から続く闇の魔法使いヴォルデモートとの戦いを通してハリー少年が成長する姿を描いたファンタジーノベル。ハリー少年と仲間たちの心躍る冒険物語だった初期の3作から、ハリーの心の成長にあわせるように重い影を伴っていくそのストーリー展開は、児童文学に類される物語でありながら大人にも人気を博している。親近感の湧く、リアリティあるキャラクター設定が共感を呼ぶこと、そして、取り扱う内容の複雑さがその魅力の一つだろう。

実際に使用された数多のアイテム

Harry PotterHarry Potter

この途方もない大ベストセラーの世界をトロントで楽しめるのが今回のエキシビション。会場ではハリーのホグワーツ魔法魔術学校への入学許可書、メガネやクィディッチのユニフォームと飛行用ホウキなど、実際に映画撮影に使用された200以上の衣装や小道具が、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間やハグリッドの小屋、グリフィンドール寮の談話室などを模した大きなセットの中に展示され、圧巻のひと言だ。会場のあちらこちらに設置された小さなスクリーンでは映画のシーンが流されており、そのアイテムが作品中のどこで使われていたかを見ることができる。

また、屋敷しもべ妖精のドビーやハリーが対決したハンガリー・ホーンテイル・ドラゴンなど、作品に登場する魔法生物のフィギュアもお目見え。いずれも映画の世界観を築くのに大きな役割を担ったものばかりで、スタッフのアーティスティックな技術が如何なく発揮されたアイテムたちをじっくりと鑑賞して欲しい。

楽しみ方はいろいろ

Harry Potter Harry Potter

もちろんアイテムをただ展示するだけでは終わらない。入場口ではホグワーツに入学した生徒の寮を決めたあの組分け帽子をかぶって「組分け」してもらったり、映画でたびたび熱戦が繰り広げられたクィディッチ競技で使われるクアッフルを投げてみたり、呪いの解毒薬をつくるためのマンドレイクを鉢から引っこ抜いたりできるコーナーも設けられ、インタラクティブな展示会となっている。

発売以来10年以上にわたり、人々の心を掴み続けた『ハリー・ポッター』。ファンならとにかく大熱狂のイベントだが、ストーリーを知らなくても趣向を凝らした逸品の数々に魅了されるはず。大ヒット映画のメイキングの歴史をじっくり見られるチャンスは8月までの約5か月。何度でも訪れて魔法の世界を堪能したい。

第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に登場したヒポグリフのバックビークは、身体の半分が鳥で半分が馬の魔獣。ハリーを背中に乗せて川面すれすれを飛ぶシーンが印象的だが、ここではおだやかに座っていてくれるので細かいところまで眺められる。

Harry PotterHarry Potter

金のスニッチと赤いクアッフル、縦横無尽に飛び回ったブラッジャー。これらのクィディッチ用のボールにビーターのクラブを合わせたセット。そのまわりには、クィディッチ・ワールドカップのパンフレットなどが並ぶ。作り込まれたアイテムの数々から一つひとつのシーンがよみがえり、見ているだけでわくわくしてくる。

白い輝きを放つのは3大魔法学校が魔力を競う大イベント「3大魔法学校対抗試合」の優勝校に贈られたトリウィザードカップ。試合期間にハリーの中傷記事を書いていた日刊「預言者新聞」記者リータ・スキータ愛用の意外と大きい自働速記羽根ペンとノートも。

様々なクィディッチのユニフォームやトロフィーが一堂に会し、寮の仲間たちと勝利を祝うハリーやロンの姿が目に浮かぶ。ほかにも数多くの登場人物の衣装が飾られており、スクリーン越しにはなかなか感じられない俳優たちの体格が実感できる。

ホグワーツ魔法魔術学校の校長であり、ハリーの恩師であるダンブルドア先生の衣装。重厚感のある生地と渋い色合いの刺繍は、魔法の研究や闇の魔法使いとの決闘など、数々の偉業を築いた20世紀で最も偉大な魔法使いの衣装にふさわしい。

Information

Ontario Science Centre
オンタリオ科学センター

science centre

Exhibition Information

Harry Potter: The Exhibition

【日 時】4月 9日(金)〜6月25日(金)10:00〜18:00
    6月26日(土)〜8月22日(日)10:00〜19:00
【場 所】Ontario Science Centre(770 Don Mills Rd.)
【入場料】大人 $27.50、シニア・ユース $23.50
     子ども $20、3歳以下無料
     ※いずれも会員割引あり。
     ※Ontario Science Centreの常設展閲覧料含む。
【連絡先】 416-696-1000、1-888-696-1110
【サイト】 www.ontariosciencecentre.ca
     www.harrypotterexhibition.com

Movie Information

Harry Potter and the Deathly Hallows

いよいよシリーズ完結編となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』。前編と後編の2部に分かれ、それぞれ2010年11月と2011年7月に公開される予定となっている。これまでの6作で深まり続けた謎がついに解き明かされ、仲間の死やピンチを乗り越えながら最終決戦に臨むハリーの集大成。子どもから大人へ、作品ごとに成長した姿を全世界に披露し勇気と元気を分けてくれた俳優陣の最後の雄姿は必見だ。

▲PAGE TOP