2011年日本の注目スポット

不況の波もなんのその、日本では新たなプロジェクトがぞくぞくと完成をむかえています。帰国の際には是非お立ち寄りを!

(2011年01月07日特集記事)

東京スカイツリー

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2011年12月竣工、2012年春開業予定

東京都23区内の東、墨田区押上で着々と建設が進む『東京スカイツリー』。現在549メートルに到達した新デジタル放送時代の核となるこの電波塔は、最高到達点634メートルに設計されており、開業時には自立式電波塔としては世界一となる。「634 = むさし(武蔵)」とゴロ合わせされたこの最高到達点には、地域性や日本文化を押し出したいという希望が込められているそう。開業のあかつきには、超高層ビルの影響を受けにくい電波塔としての活躍とともに、携帯電話向けのデジタル放送サービス「ワンセグ」のエリア拡大、災害時の防災機能タワーとしての役割も期待されている。
その名が示すように、空に向かって伸びる巨木をイメージしたスカイツリーは、五重塔の心柱制振など日本の伝統技術と最新技術を融合。見る角度によって表情を変える優美さをそなえた伝統的な日本建築を意識したシルエットには、隅田川の水をモチーフにした淡いブルーの「粋」と江戸紫をテーマカラーにした「雅」のライティングが1日ごとに交互に施される予定だという。

オフィシャルキャラクターのソラカラちゃん ©TOKYO-SKYTREE

現在、工事は塔内からゲイン塔と呼ばれる放送用アンテナが設置される部分をリフトアップしているところ。そのゲイン塔へのアンテナ設置後、配線作業などが行なわれる計画だ。展望台は地上350メートルと450メートルにそれぞれ設置され、外国人観光客にも人気の高い浅草や両国など、地域文化が色濃く残る歴史的な町並みをパノラマで見渡すことができる。また、近郊には隅田川や北十間川など豊かな水辺も残されており、新しい観光スポットとしていっそう期待が高まる。
タワー周辺には複合施設が建設され、ショップやレストランなど約300の店舗が入居予定。スカイツリーを含めた全体の名称は「東京スカイツリータウン」と決定した。
ツリー工事の進行状況を毎日観察してブログに書き込む人や、遠路から写真を撮りに訪れる人も後を絶たず、多くの人が見守る塔の成長。完成を祝うことができるのはもう少し先。

現在も着々と工事が進む東京スカイツリー。毎日の様子をブログでレポートしたり、写真を撮影したりと、みんな完成を待ちきれない様子。

写真:(トップ)CGによる完成予想図 (下段)2010 年12月現在
画像提供:東武鉄道株式会社・東武タワー スカイツリー株式会社
www.tokyo-skytree.jp

世界最大のプラネタリウムドーム
名古屋市科学館 新館

2011年3月19日開館予定

名古屋にもまた、相次いで新名所が誕生する。
中区にある名古屋市科学館では、「名古屋市新世紀計画2010」にもとづいて老朽化の進んでいた理工館・天文館の改築整備を実行。プラネタリウムドームの球面を生かした、モダンで印象的な建築に生まれ変わった。壁面緑化や太陽光発電も整備されており、建物自体を展示装置とした科学館らしい外観だ。その一番の特徴は、限りなくリアルな星空の再現を目指したという内径35m、世界最大のプラネタリウムドーム。専門の職員による生の解説やテーマ企画など、旧館時代から定評のある同科学館のプラネタリウム展示。今後は最新設備に後押しされた充実のプログラムも期待できる。
ほかにもこの施設では、様々な科学的体が可能だ。高さ8メートルの人工竜巻を起こすことができる「竜巻ラボ」にマイナス30度の極低温空間でオーロラ映像を楽しめる「極寒ラボ」、巨大な放電体験装置を備えた「放電ラボ」など、各階の吹き抜けには迫力ある大型展示が配置され、エンターテインメント性豊かな発見を体験させてくれる。
また名古屋市では、3月14日にJR東海博物館「リニア・鉄道館 〜夢と想い出のミュージアム〜」が開館。新幹線や蒸気機関車の車両展示のほか、模型やシミュレータを活用した体験型展示などが設置される。
どちらの施設も、ぜひ家族揃って、または友達同士で誘い合って出かけたいスポットだ。

 

写真資料提供:名古屋市科学館

九州新幹線全線、東北新幹線八戸〜新青森間 開通

2011年3月12日開業予定(新大阪〜鹿児島中央間)

日本の北と南では新幹線がそれぞれ開業。ひと足先の昨年12月4日に開業を迎えたのは東北新幹線、八戸〜新青森間だ。これにより東北新幹線は東京から新青森までの全線が開通。運行初日は新青森駅を筆頭に各新幹線駅で出発式が執り行なわれた。観光客の増加や経済への刺激など新幹線への期待は大きく、町の人々はさまざまな思いに胸ふくらませている。3月5日からは新型車両「はやぶさ」の運行が開始される予定でもある。最高時速300キロ、東京〜新青森間を約3時間10分で結ぶこの新幹線の車体には、騒音や振動を抑え快適な乗り心地を実現するための工夫がいっぱいだ。入線確認試験の際には鉄道ファンが詰めかけ、盛んにシャッターを切る姿が見られた。
また、九州新幹線もすでに開業している鹿児島中央から新八代に加え、博多から新八代間が3月12日に開業し、全線開通する。博多〜鹿児島間が約1時間20分。九州内での移動時間短縮による通勤・通学圏の拡大などの恩恵に期待が寄せられている。この路線を走行予定の新型車両「さくら」は青磁をイメージした淡いブルーの車体に木目調の車内が落ち着いた印象。2月26、27日には無料試乗会が予定されている。
新しい駅に新しい車両、その先には新しい人々との触れ合いが待っている。

 
 
 
 
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