名峰モンブランを望む
スノーワールド

Chamonix

シャモニー

(2011年01月21日記事)


空から雪が舞い降りる白い冬。いよいよウインタースポーツの季節到来と、胸を躍せている人は結構いるはず。カナダ国内に優れたスキーリゾートはあるけれど、もうすでに制覇したのなら、今年の冬はいっそのことヨーロッパアルプスへ行くのはどうだろう。そこで今回は、絶大なスケールを誇るアルプスから西ヨーロッパ最高峰モンブランの膝元に広がる、フランス最古のスキーリゾート、シャモニーを紹介したい。

広大な銀世界と氷のスペクタクル

1924年、世界最初の冬季オリンピックが開催されたシャモニーは、世界有数の一大リゾート。街を取り囲むようにして広がる5つのスキーエリアはバラエティに富み、初級者から上級者まで存分に楽しめる。モンブラン・アンリミテッドというリフト共通券を上手に使いこなして、それら5つのエリアを自由気ままに巡りたい。滑走斜面は最高で標高3300メートル、12月から5月までの長い間滑走が可能。いつでも国境を越えられるようにとパスポートを持参しながらのスキーは、さすが数か国を跨る欧州最大のアルプス山脈ならではだ。

脚前に自信がある人にお勧めなのが、ヴァレー・ブランシュの氷河スキー。ユギュイーユ・デュ・ミディのロープーウェイに乗って海抜3842メートル地点に向かい、そこから傾斜40度近い山の背を降りる。ここでは、ロープーウェイの山頂駅から接続しているパノラマ展望台へぜひ脚を運んでほしい。モンブランと「Mer de Glacier」(氷の海)の壮観が360度に見渡すことができる。

 

 

総延長20キロ、モンブラン山群の絶景を両脇に光り輝く白銀の絨毯の上を一日がかりで滑走。滑走終了地点には氷の洞窟があり、神秘的な世界を垣間見ることができる。偉大で壮麗な自然の姿に感動を覚える氷河スキーは、とりわけ春に人気だ。しかし、氷河は命の落とし穴にもなりかねないクレパスを潜めている。たとえ滑りに自信がある人でも、山を知り尽くした政府公認ガイドを付けるのが賢明だろう。

さて、スキーだけに留まらない時間の過ごし方ができるのがシャモニーの魅力。毎晩どこに入ろうかと迷うほど世界各国、各種のレストランが並び、シャモニーオリジナルのチョコレート専門店、スキー用品に山岳グッズ、一流ブランドのブティックにカジノ有りと、グルメもショッピングもスリルも十分味わえる。更に、モンブラントンネルを抜けてイタリアのアオスタという街に出かけるのも小粋だ。イタリアンブランドの買い物から本場のパスタやピザに舌鼓、そして、初春ならうっすら雪化粧した山を背に、古代ローマの遺跡が残る街を散策したりと、風情ある時間が堪能できる。

魅力満載の冬のシャモニー。この地に滞在し心ゆくまでバカンスを楽しむと、フランス人は遊びの天才だとつくづく思う。

〈文/小野寺 こまち〉

写真 提供:
トップ・右 © OT Chamonix, Photographer:Pascal Tournaire
左 © 小野寺こまち

information

● シャモニー観光局
www.chamonix.com


詳細マップは下を参照

 

Chamonix (シャモニー)

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