北国の温かい暮らしがある街

Stockholm

ストックホルム

(2011年03月18日記事)

写真(左上、左下):©Henrik Trygg

写真(右下):©Louise Billgert

スウェーデンの首都ストックホルム。首都でありながら、東京やニューヨークのような喧噪はなく、とても穏やかな空気が漂う。「Hej hej (ヘイヘイ)」。街を歩いていても、お店に入っても、耳に入ってくる軽快なスウェーデン語のあいさつは、初めて訪れた者を優しく包んでくれる。14の島からなるストックホルムは街の川や湖を有し、バルト海に面した「北欧のヴェネチア」とも呼ばれる、森と水が豊かで空気が澄んだ美しい街だ。

スウェーデン発祥の地、
ガムラ・スタン

スウェーデン語で、古い(ガムラ)街(スタン)という意味を持つガムラ・スタンは、スウェーデンの要塞として発展した、いわばスウェーデンの発祥の地。ここには今でも歴史的な建物や石畳の道などが残っている。狭い路地を抜けると突然現れる大聖堂や王宮などの古い建物を目の前にすると、まるで中世に迷い込んでしまったかのような気分になる。ここではアンティークやガラス細工品などのショップが建ち並んでいるので、散策しながら買い物を楽しみたい。

「すべての人にアートを」

北欧のデザインは温かく、またとても機能的。そんな、誰もが心地よく感じる北欧デザインは、長くて寒い冬を明るく乗り越えるために、人々が工夫したのが始まりだ。そして、ストックホルムはもちろんのこと、スウェーデンでは「すべての人にアートを」という考えが定着しており、至るところにアートが見られる。特に地下鉄の各駅のプラットフォームはまるで美術館のよう。駅巡りをするのも楽しいだろう。また、商品パッケージなどにも可愛らしいものが多く、スーパーで買い物をするだけでもウキウキする。

FIKA(フィーカ)しない?

スウェーデンの人たちは、仕事や勉強の合間にとる、スイーツをつまみながらコーヒーを楽しむフィーカタイム(コーヒーブレイク)が大好き。コーヒーといえば、北米で多く飲まれているイメージだろうか? 実は、ここスウェーデンは一人当たりのコーヒー消費量が世界第2位(ちなみに、第1位はフィンランド)。コーヒーを飲む文化が北米以上に生活に密着しているストックホルムの街には、地元の人たちから愛されるカフェがたくさんある。また、カフェでぜひ試していただきたいのが「セムラ(Semla)」だ。セムラは、クリスマスの終わり辺りから、4月のイースターの期間までしかお目見えしない期間限定のスイーツ。一見シュークリームのようだが、カルダモン風味のパン生地の間にアーモンドペーストと生クリームがぎっしり詰まった、ボリューム満天のお菓子だ。カフェインが苦手な方は、ホットミルクに浸して頂いても美味しい。 石畳の道を歩いてアートを鑑賞し、疲れたらゆっくりフィーカしよう。無理せず、マイペースで楽しむのがストックホルムの旅の仕方だ。

〈文/尾登 麻衣子〉

information

● Scandinavian Tourist Board(日本語)
www.visitscandinavia.org/ja/Japan


詳細マップは下を参照

 

Stockholm (ストックホルム)

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