古き良き時代が残る温かい街

St. Jacobs

セント・ジェイコブス

(2011年05月20日記事)

写真提供:St. Jacobs Country

トロント市から西に車で約1時間半、ウォータールー地域の北側に位置するセント・ジェイコブス群。メノナイトと呼ばれる、古い規律に従い祖先の生活形式をそのまま残すキリスト教アナバプテスト派教徒たちが住み、古い時代の味わいある街並と一面に広がる田園風景が特長の"村"だ。ここは豊かな歴史とカントリーサイドの魅力で、四季を問わず各地から観光客を集める人気スポットとなっている。

懐かしい雰囲気が魅力の名所

この村の主な見所は、ショップが立ち並ぶセント・ジェイコブス・ビレッジと、ファーマーズ・マーケットで知られるマーケット・ディストリクトの2つだろう。

セント・ジェイコブス・ビレッジは、トレンディな店がずらりと並ぶキング・ストリート沿いにある。ここではアンティーク家具やキルト、ステンドグラス等、メノナイトの生活を思わせる生活用品が並ぶショップでみやげ物を探すもよし、名物の出来立てアップルフリッターが楽しめるベーカリーでお腹を満たすもよし、思い思いの楽しみ方をしよう。各シーズンに合わせた、ここでしか手に入らない味わい深いグッズを見つけることも出来るだろう。

ショッピングが終わったら、カナダの代名詞、メープルシロップの採取・加工工程を学べるメープルシロップ博物館と、1940年代のセント・ジェイコブスの鉄道模型が並ぶモデルトレイン・エキシビットに足を伸ばしてみよう。また、ビレッジの中心にあるビジターセンター内にはメノナイト・ストーリーというボリュームある資料館があり、メノナイトの歴史を詳しく学ぶ事が出来る。質素な服装や馬車の利用という外観の特徴だけではなく、16世紀の迫害の歴史から世界に分散した背景、国際的に高く評価されている災害救助活動への取り組みまで、深くメノナイトを知る事で、セント・ジェイコブスの魅力をより感じられるはずだ。

マーケットで実りの秋を

マーケット・ディストリクトは、その名の通り、「市場」が立つことで人気のエリアだ。特に、ハーベストシーズンは活気に溢れる。ここには、ファーマーズ・マーケットを中心に、リラックスした雰囲気のホテル群と35件のブランドが格安で販売されているアウトレット・モールが隣接する。人気のファーマーズ・マーケットでは、100店を超える出店が地元の新鮮な食材を売るほか、珍しい輸入食材も取り扱われる質の高いフリーマーケットも開催されている。ただし、開催日は木曜と土曜(6月〜8月までは火曜日も開催)に限定されているので、スケジュールを調整してから訪れよう。

トロント市からセント・ジェイコブス群への交通路となるのはハイウェイ401。このハイウェイ沿いには、ナイアガラ断層の特徴を示す地層を持つ剥き出しの崖がいくつも見られる。樹々の緑に彩られた断層を眺めながら素朴な魅力溢れる村へのドライブ、充実した小旅行となるだろう。

〈文/佐々木 悠介〉

information

● St. Jacobs County公式サイト
www.stjacobs.com


詳細マップは下を参照

 

St. Jacobs (セント・ジェイコブス)

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